2016年08月20日

「安保ただのり論」に関して

今回の集団的自衛権についても、「安保ただのり論」を施行の一つの理由に挙げている。

では、この「安保ただ乗り論」とは
「アメリカ側の日本への要求を増やすための理由と同時に、日本がアメリカに貢献をして行かねばならない理由としてあげてられる考え。
日本はアメリカの軍事力に支えられて、防衛面でほとんど何も貢献せずに恩恵のみを受けて、高度経済成長も可能となったという見方。
この考え方は、在日米軍駐留経費の負担増要求などの背景の1つとなっている。」

たとえば、今回の集団的自衛権の行使について
「アメリカが日本を守ってくれるのに、日本がアメリカを守らないのは理不尽」
という事を根底として、産経新聞などでは、「高村副総裁 ただ乗り論 を払拭できるのか?」などとした見出しで、集団的自衛権の行使を弁護している。

では、そもそも日本は本当に「ただ乗り」なのだろうか?
@なぜ米軍は日本にいるのか?
 -日本を守るために基地を置いているわけではない-
 これは、アメリカの世界戦略上、丁度アメリカの裏側の日本に基地を置くことが必要不可欠
 な位置にある。
 だから、これは日本の都合ではなくアメリカの都合で基地がおかれているというのが現実
 です。
 そして、日米安保条約6条では、自由に日本の国土を使用を認めている。
Aアメリカは、日本を守るのか?
 そもそも、安保条約には、一切「日本を守る」とは明記していないし、もし守るのであっても、恒
 久法ではなく其の時のアメリカの都合の判断で  行動すると規定しています。まして参戦す
 るという場合は、アメリカの法律に基づいた手続きの下決断されます。
 ですから、自動的に日本を守るという事は無いのです。
 ただ、米軍基地はきっちりと守りますので、「日本」守るのではなく、「在日米軍」を守るので
 す。
B日本は米軍に貢献している?
 米軍の基地の土地を利用させているだけでなく、2014年では6711億円(在日米軍の総維持
 費 の約70%)を支払っている。
 政治的に安定して、インフラ設備もよくおまけにお金を出してくれるのだから、アメリカにいるよ
 りずっと安上がりで済んでいるのです。
 まして、先の6条に関して「日米地位協定」というものが結ばれており。
 治外法権が適用され、日本国でありながら日本の法律が適用できないばかりか、米兵が起こ
 した犯罪についてもなにも手出しができないことでたびたび問題が生じている。
 
 「ミスター外務省」と言われた村田良平元外務事務次官、駐米日本大使は、自己の書物で以下
 のように述べている。
 「米国は、日本の国土を利用させてもらっており、いわばそま片手間に日本の防衛も手伝
 おうというのが安保条約の真の姿である以上、日本が世界最高額の米軍経費を持たねば
 ならないという義務など本来ない。もはや『米軍が守っている』といった米側の発想など
 日本は受け付けるべきではないのだ」
 とのべている。
 
 これらの事は、すべて「日米安保条約」に書かれており、その条約や「地位協定」なども合わせて考えれば、完全にアメリカ主導で決められている事柄であって、独立国である日本の代償は相当大きいものです。
ですからそもそも「ただ乗り」と言われる筋合いではなく、逆に「ただ乗りさせている」という状態ではないでしょうか。
posted by まだこれ at 21:41| Comment(0) | 安保・軍事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。